演奏家vs作曲家 ショパン
Frederic Chopin
Fridrich Chopin (1810-1849)
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ショパンは、夜想曲を21曲書いており、そのうち楽譜として出版されているのは19曲です。殆どは20歳以降のパリ時代に作られており、サロンでの重要なレパートリーでした。ショパンの夜想曲は、概して三部形式です。主題旋律は装飾的に扱われ、単純な旋律進行に華麗さ、優美さ、潤いを与えています。ものによっては、対照的な副題旋律を設け激しい最終部をつなげています。夜想曲は、ショパンの曲の中でも、特に優雅です。中間部の扱いは夜想曲によって異なり、面白いです。 | |||||||||||||
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ショパンはピアノ曲として、踊る為ではなく、ステージ鑑賞用の円舞曲を書いています。即ち、旋律は芸術的に仕立て上げられていますが、左手のリズムは単純な和声で構成されており本来の舞曲の雰囲気を踏襲しています。ショパンの円舞曲は、グローヴ音楽辞典の作品目録では初期の頃のを加えて19曲となっていますが、普通は14曲(作品番号の付されている13曲と、死後の1868年に遺作として販売されたホ短調。)としている様です。即ち、Op.18が第1番で遺作が第14番です。但し、編集版により順番や曲目にばらつきがあるので、通常番号は曲に付しない事が多い様です。 ショパンの円舞曲は、速い曲と遅い曲とに大別できます。前者は優雅で多様な旋律により、正にピアノによる円舞曲と言う曲です。後者は逆に抒情的で、円舞曲の名を借りた全く別の音楽とも言えます。 | ||||||||||
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