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ここは、「扉頁演奏家vs作曲家」章の「ショパン」節です。


演奏家vs作曲家 ショパン
Frederic Chopin

Fridrich Chopin (1810-1849)
誕生地ポーランド/ワルシャワ
愛称ピアノの詩人
家族構成ニコラ、母ユスティナ、姉ルドヴィカ
生涯独身、但しジョルジュ・サンドと長期間同棲。

 シューベルトリスト等と共に19世紀のピアノ音楽の創造者です。シューベルトの旋律が素朴で美しく、リストの旋律が強大で華麗であるのと対照的に、ショパンの旋律は上品で内面的です。繊細で叙情的な旋律には情熱が秘められ、それゆえピアノの詩人と呼ばれます。
 ショパンの曲は殆どがピアノ曲であり、構成的でなく即興的な曲が多いです。曲想は、生地ポーランドと活動地パリ両方の雰囲気を持ちます。ピアノの演奏技法や表現において、ショパンがベートーヴェン以降に新しく発見した美は多いと思います。ショパンとリストは、ピアノ奏法を大きく飛躍させ、ピアノの進化にも影響を与えました。

私がショパンです。美しさ、華やかさを忘れずにピアノを演奏しましょう。

21の夜想曲
 ショパンは、夜想曲を21曲書いており、そのうち楽譜として出版されているのは19曲です。殆どは20歳以降のパリ時代に作られており、サロンでの重要なレパートリーでした。ショパンの夜想曲は、概して三部形式です。主題旋律は装飾的に扱われ、単純な旋律進行に華麗さ、優美さ、潤いを与えています。ものによっては、対照的な副題旋律を設け激しい最終部をつなげています。夜想曲は、ショパンの曲の中でも、特に優雅です。中間部の扱いは夜想曲によって異なり、面白いです。
第1番調Op.9-1
第2番調Op.9-2
第3番調Op.9-3

円舞曲
 ショパンはピアノ曲として、踊る為ではなく、ステージ鑑賞用の円舞曲を書いています。即ち、旋律は芸術的に仕立て上げられていますが、左手のリズムは単純な和声で構成されており本来の舞曲の雰囲気を踏襲しています。ショパンの円舞曲は、グローヴ音楽辞典の作品目録では初期の頃のを加えて19曲となっていますが、普通は14曲(作品番号の付されている13曲と、死後の1868年に遺作として販売されたホ短調。)としている様です。即ち、Op.18が第1番で遺作が第14番です。但し、編集版により順番や曲目にばらつきがあるので、通常番号は曲に付しない事が多い様です。
 ショパンの円舞曲は、速い曲と遅い曲とに大別できます。前者は優雅で多様な旋律により、正にピアノによる円舞曲と言う曲です。後者は逆に抒情的で、円舞曲の名を借りた全く別の音楽とも言えます。
第1番調Op.18
調Op.

練習曲集
 本文建築中。
第1集調Op.10
第2集調Op.25

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