作曲者紹介
シンディング(Christian Sinding = 1856-1941) ノルウェーの作曲家です。母国で学んだ後にライプツッヒ音楽院でライネッケに師事し、ニューヨークで教鞭を執り、余生はオスロで作曲活動に専念しました。グリーグの後継者的な位置付けになりますが、民族性は音楽に余り織り込んでいません。ピアノ曲を多く創作しましたが、現在引継がれているのは「春のさざめき」だけです。
私の作曲者感
実は最初その曲と知らずに「春のさざめき(ささやき)」を聞いたら、透明で繊細な雰囲気が北欧の曲とすぐ解りました。1曲で有名になってしまうとは、羨ましいですね。
作私の作品評
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6つの小品Op.32の第3曲目。中音声部に主旋律を置き、高音部にアルペジオ装飾している。構成は、堅苦しく考えるとA−B−A'の三部形式だが、実質A−A'の繰り返しによる単純構成であり、同じテーマが曲全体に渡り行き渡っている。トロイメライと同様、ひっつこさを感じさせずに演奏する事で、テーマが持つ繊細で甘美な雰囲気を活かせる曲である。
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